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ニュース

院長の健康よもやま話

健康とは何か

皆さんはどのような状態が健康だとお考えですか。大勢の方が病気や怪我等が無く精神的に安定している事。

そんなイメージではないかと思います。確かにその通りだとも思えますが、実はWHO(世界保健機構)憲章の

前文中にこんな事が書かれています。

「健康とは、身体的・精神的ならびに社会的に完全に良好な状態に有る事であり、単に、病気や虚弱で無い事に

とどまる物では無い。到達しうる最高度の健康を享受する事は、人種・宗教・政治的信念・経済的ないし社会的地位

のいかんにかかわらず、すべての人類の基本的権利の1つである」すなわち、健康とは単に病気や虚弱ではない

ばかりでなく、身体的には体力値が高く、知的には適切な教育を受け、社会的(家族・地域社会・職場)には豊かな

人間関係があり、精神的にも安定している状態であるとすものもです。

 多くの人は、健康を病気と対比させた考えを持っているため、病気が無ければ自分は健康であると思う人は多いので

しょうね。しかし、精神的な側面である環境や生活に対しての欲求や期待といったものは非常に個人差が有る。身体的な

健康状態に異常が無くても、運動不足・睡眠不足・ストレスといったものを生活の上で感じていれば、自分は健康でないと

感じる人もいます。逆に、例えば身体的に異常が有ったとしても、環境や生活面との調和が感じられ、充実した日常生活を

送っていれば、健康だと感じる人もいるでしょう。

 さて、皆様は如何でしょうか。自分にとっての健康を見つめ直して見られるのも良いのではないでしょうか。健康は、他人を

見ながら考える物ではないと思いませんか?

院長の健康よもやま話

全身を支える骨の構造

 骨は、タンパク質の一種であるコラーゲンとカルシウム・マグネシウム等のミネラル分が付着して

作られています。そして、外側の緻密質と呼ばれる硬い部分と、内側の海綿質と呼ばれる網目状

の柔らかい部分の二層構造と成っています。海綿質は、細い繊維状の骨が組み合わされた構造

で力を分散して支える丈夫な仕組みに成っています。そして、外側を硬い緻密質が取り巻く事で

強度と弾力性を保っています。さらに、緻密質の表面は、骨膜という薄い膜に覆われているのです。

 骨の細胞もまた、他の細胞と同様に、血液によって酸素や栄養素の供給を受ける必要が有ります。

そのため、血管やリンパ管が骨の内部にも分布しています。緻密質には、骨単位と呼ばれる物が

幾つも存在して、その中心にハバース管という血管やリンパ管、神経等の通り道があり、更には骨

表面へつながるフォルクマン管という横方向への通り道も有って骨に酸素や栄養素等を送る事が

出来、そしてそれで骨の成長や硬さ・弾力性を保つ事が出来るのです。

骨を守る生活術

 良質のタンパク質とカルシウムをしっかり摂りましょう

良質のタンパク質・カルシウムを十分に摂る事が、骨を維持する為には欠かせません。魚や、肉

等の動物性タンパク質と、大豆食品に代表される植物性タンパク質上手に組み合わせて摂るのが

良いでしょう。肉は脂肪やコレステロールが少ない赤身がおすすめですね。

<タンパク質を多く含む食品例>

まぐろ・カツオ・豚ヒレ肉・鶏胸肉・ささ身・タマゴ

豆腐・なっとう等

タパク質の合成、カルシウムの吸収を助ける食品を摂りましょう

ビタミンB6には、タンパク質の分解や合成を促進する働きがあります。また、ビタミンDにはカルシウム

の吸収を高める働きが、ビタミンKには骨のタンパク質を活性化し、骨の形成を促す作用が有るのです。

<ビタミンB6を多く含む食品例>

  まぐろ・カツオ・赤ピーマン・キウイ・バナナ等

<ビタミンDを多く含む食品例>

  鮭・キノコ類など

<ビタミンKを多く含む食品例>

納豆・ブロッコリー・小松菜・ほうれん草等

院長の健康よもやま話

免疫システムについて

皆さん誰も一度は「風邪」をひいたご経験がお有りと思います。

では、その風邪で、発熱した時にすぐに解熱剤を飲んで熱を下げた方が良いのでしょうか?

人間の身体は、細菌やウイルスなどの病原体が侵入した時に、排除しようとする防御機能が

備わっています。例えば、鼻の粘膜に取り付いた病原体を排除する為に、粘液は鼻水となって体外へ押し流そうとします。

また、咳や痰は、喉の粘膜についた病原体を吐き出すためのものなのです。しかし、多量の病原体が侵入して来て

通常の防御機能では対応出来ないと為った時に、体温を上げて病原体を殺して身体を守ろうとするのです。

病原体は比較的低音の環境を好み、熱には弱いと言う性質が有るからです。また、体温を上げる事で免疫細胞の活動が活発に成ります。即ち<免疫システム>ですね。

病原体が体内に侵入し、脳の視床下部の体温調節中枢から体温を上げる様にと指令が出されると、皮膚の血管が収縮したり、

熱を作るために筋肉を震わせて、効果的に体温を上昇させたりします。発熱時に寒気を感じるのは其の為です。寒気が有る

時には身体を温めると次第に体温が安定して寒気は収まります。体温調節が設定温度まで体温をあげると、免疫細胞が

活発に活動し、病原体を攻撃します。病原体が排除されると体温調節中枢が再び働き体温が下がるのです。

熱が出た!!直ぐに解熱!!よりも、貴方の防衛軍に暫しお任せに成りませんか。

そもそも、風邪薬と言った物は有りません。風邪は、200種類以上あると言われるウイルス感染によっておこる感染症の総称なのです。その原因と成るウイルスを特定できない為に抗ウイルス薬が有りません。したがって、感染によっておこる症状の緩和を行っているものなのです。

風邪の治療には、その人の抵抗力・免疫力を高める事が最も良い方法なのです。其の為にも、充分な睡眠・安静・保湿、そしてしっかり栄養を取る事が

大切なのです。 好き嫌いは無くしましょうね。

 

院長の健康よもやま話

鼻呼吸がのどを守る!

私達は無意識に呼吸をしていますが、気が付くと口を開けた呼吸に成っている。そんな方は居ませんか。

以下に上げる事がどれか1つでも該当する方は要注意ですよ。

●朝起きると、口の中が乾いている。または、唇やのどがヒリヒリする。

●夜中にのどが渇いて水分が欲しくなることが多い。

●口の中が粘ついて気持ち悪い事が有る。

●口臭を感じる事が有る。

●集中した時などに口が開いている事が多い。

●口内炎が出来やすい。

口呼吸をしていると、口の中全体が乾燥しての口内細菌が繁殖しやすくなえい、歯周病や虫歯、口臭の原因にもなります。

また、鼻呼吸では鼻腔が吸った空気を加湿して温めたり、異物を除去したりするフィルターのような昨日が有りますが、口呼吸では

ダイレクトに空気中の雑菌や遺物を体内に取り入れてしまう危険が有るのです。其の為冷たく乾燥した空気が雑菌と共に吸入され

のどや気道が傷付きやすくなってしまいます。他にも、眠っている時に口呼吸であると、口が明けている事が多くなり、下の位置がのどの

方に下がり、鼾をかき易く為る他、ひどい時は睡眠時無呼吸症候群の原因にもなります。予防としては、先ずは食事の時によく噛んで食事

をすることによって顔の筋力をアップさせることや、口を大きく開けたり、舌を上下左右にしっかり動かす事によってトレーニングとする事

が大事ですね。また、睡眠時に鼻を出した状態でマスクで口を覆い、自然と鼻で呼吸をする環境を作る事も良いのでは。それによって時として

風邪の予防にもなります。

院長の健康よもやま話

今回は<アイケア>目のお話です。

目は、私たちが生きていく上で必要な情報の約8割以上をこなす感覚器と言われております。最近、深刻な目の疲れを訴えている人や、若年層の視力の低下が増えています。その背景には、空気の汚れや、パソコン・スマホの普及による、深夜まで目を酷使するライフスタイルの増加等が有ると思われます。目が銚子崩すと、視界がはっきりしないだけではなく、頭痛や肩こりなどの身体のほかの部分への悪影響も現れます。体を動かした後、筋肉痛になったり、疲労がたまったりするするのと同じように、目にも疲労が蓄積されます。

疲れ目の症状

●ドライアイ

ドライアイとは、涙の量が減るなどして目が乾燥し、角膜が傷つく病気です。主な原因は、ストレスやパソコン、スマホ等細かい作業、睡眠不足など目に負担がかかる環境と考えられております。    目に潤いを与えている、健康を守る強力なバリアです。涙の主な働きは、常に一定量の涙を分泌する事によって目の表面の汚れを取り去って目を守ったり、角膜に酸素と栄養素を補給したりする事です。、あた、角膜は古い細胞を新しい細胞へ作り変えていますが、涙が少ないと古い細胞のかすを洗い流す事が出来ず、このかすも刺激の原因になります。もともとは、コンタクトレンズをぁ費用している人に多く見られたのですが、最近では裸眼の方にも見られます。

●VDT症候群

Visual Display Terminal の略で、パソコン・スマホ・テレビゲーム等の端末をい意味しています。ディスプレイを見たり。書籍を見たりと、目を頻繁に動かすことで目に負担がかかり、激しい疲労を伴います。長時間の作業を避ける事や、作業環境を整える事が大切です。                                                                         ディスプレイの位置は、視線がやや下向きになるように、モニターの明るさも周囲と差を無くすように、意識して瞬きをしたり、こまめに休憩を入れる等すると良いでしょう。                  その他「ブルーライト」にも気を付けましょう。パソコン・スマホなどに使用されているブルーライトはエネルギーが強く、角膜や水晶体で吸収されずに透過し、、網膜に到達して黄斑変性症などの疾患を招く可能性が指摘されています。目の奥にはブルーライトを感知する細胞があり、それが生体リズムを司る脳を刺激し、眠気を誘発するメラトニンの産生を抑えて不眠にもつながりかねません。

栄養面     栄養面では、アスタキサンチン・アントシアニン・ルテイン・ビタミンA・ビタミンB1・B6・B12・C・亜鉛、こんな栄養素を多く含む食品に注目するのも良いでしょう。

        何にしても目を大切に

 

院長の健康よもやま話

意外と見落とされがちな歯科疾患と生活習慣病の関係 

 多くの方達は、「歯磨きを怠けて歯周病に成るのは分かるが、死につながる事は無い」と思われているのではないでしょうか。ところが、歯科疾患の原因菌は、気道や血液を介して肺や全身へと回り、心臓病や動脈硬化、肺炎などの発症、糖尿病のコントロールへの悪影響、さらに早産や低体重児出産などの一因と関連しているという報告がされています。すなわち、虫歯や歯周病は、口の中だけの病気ではなく、全身の健康と大いに関わっている病気でもあるのです。そこで、「家庭でできるホームケア」先ずは、<唾液の役割を引き出す>細菌やウイルス感染から歯と口腔を守るために、唾液は重要な役割を果たしています。特に、酸を中和する緩衝作用は、歯の表面が溶け出してできた微小な穴を修復(再石灰化)してくれます。しかし、その量や能力には個人差があります。そのため、唾液の状態(分泌量・粘度・緩衝能力)を調べ、虫歯になりやすい環境を改善する事が必要です。<間食を減らす>食事回数が多ければ、脱灰時間が長くなり、再石灰化される余裕がなくなり虫歯のリスクは増大します。<糖分を頻繁に摂食しない>糖分の入った飲食物をだらだら口にしない。また、砂糖だけでなく炭水化物やフルーツも、糖分が多いと言う事では要注意です。代用唐のキシリトールは、全く酸を作らない甘味料で、しかもMS菌(ミュータンスレンサ球菌)に無駄働きをさせて数を減らす作用があります。<しっかりブラッシング>頻繁に歯を磨いていても。MS菌や歯周病菌、歯垢がその都度残っているとこれらが再増殖して虫歯や歯周病がなかなか改善しません。歯と歯茎の境目に45度の角度で毛先を当て、小刻みに動かして、歯に充てるブラッシングだけではなく、歯と歯茎の境目の歯垢を狙ってかき出す(パス法)と呼ばれる歯磨き法がおすすめ。<起床時・就寝前の舌磨き>歯を磨くのと同時に、口臭の原因にもなる舌苔を除去しましょう。舌苔を除去すると口腔内全体の菌数が激減し、みるみる歯周病の改善につながりまよ。

さあ、家庭でできるホームケアで健康管理を実践して元気に過ごしましょう。

 

 

 

 

 

 

院長の健康よもやま話

正しい姿勢は綺麗と健康の基本

美しいボディーラインを作るためには、正しい姿勢を保つことが大切です。姿勢が正しいとそれだけで美しく若々しく見え、印象もよくなります。しかし、現代は生活が便利になって、運動不足やそれに伴う筋力低下等によって正しい姿勢が維持できていない人・できない人が増えているようです。また、デスクワークやパソコン、携帯ゲーム等で前かがみになりやすい姿勢を長時間続けるような生活環境によって、背中が丸い(俗に言う猫背)の人が目立つようになりました。姿勢の悪さは見た目の問題はもちろんの事、肩凝り・腰痛等の体の不調の原因の1つにもなります。正しい姿勢や歩き方が健康の基本であり、美の原点であると言えます。そこで、今回美しく健康な体を作るための姿勢について考えてみましょう。

人は2本の足で体を支え、動かなければ成らない為に、脊柱や骨盤等の胴体部分の骨格とそれらを取り巻く筋肉の微妙なバランスで姿勢を維持しています。脊柱(いわゆる背骨)は椎骨という小さい骨が積み木のように連結されていて、脊柱全体としてしなるように動き、これで体を曲げたり、反らしたり、ねじったりする事が出来るのです。その椎骨と椎骨の間にあるのが椎間板と呼ばれるクッションの役割を持った軟骨組織です。この椎間板が有るため上半身を前後左右に動かす事が出来るのです。また、椎間板は、歩行の際に起こる上下運動の衝撃を吸収し、脳へのダメージを和らげる働きも、担っているのです。

脊柱は横から見ると緩やかなS字状のカーブを描いているのが自然な姿です。人は、直立して一番上に重い頭が有るため、脊柱の湾曲によってその重さを分散しています。椎骨や椎間板は、中が空洞になっていて、この中に脳からの司令を伝える中枢神経(脊髄)が通っています。したがって正しい姿勢で脊柱を保護する事が、健康維持のためにも大切になってくるのです。

どうでしょうか、健康の為の正しい姿勢が美しいボディーラインをも作り出すのです。あなたもご自身の姿勢について一度チェックしみては如何でしょうか。

院長の健康よもやま話

健康ってなんでしょう。日本では昔から「無病息災」等という言葉もありますが、実はもっと広く見渡してみると≪WHO 世界保健機関≫の憲章の前文にこんな事が書かれているんですよ。

健康とは、身体的、精神的ならびに社会的に完全に良好な状態に有る事であり、単に病気や虚弱でない事にとどまるものではない。到達しうる最高度の健康を享受することは、人種・宗教・政治的信念・経済的ないし社会的地位いのいかんにかかわらず、すべての人類の基本的権利の1つである」

すなわち、健康とは単に病気や虚弱でないばかりでなく、身体的には体力値が高く知的には適切な教育を受け、社会的(家族・地域社会・職場)には豊かな人間関係があり、精神的にも安定している状態であるとするものである。と言う事になりますね。

そこで、あなたの健康バロメイターの1つとしてこんな表を作ってみました。

あなたは、緑で表した数値の中に入っていますか、或いは近辺でしょうか? もちろんこれだけでは測れませんが、目安にしてください。

体格指数早見表(横軸の身長と縦軸の体重でチェック)下記をクリック。

BMI