全身を支える骨の構造
骨は、タンパク質の一種であるコラーゲンとカルシウム・マグネシウム等のミネラル分が付着して
作られています。そして、外側の緻密質と呼ばれる硬い部分と、内側の海綿質と呼ばれる網目状
の柔らかい部分の二層構造と成っています。海綿質は、細い繊維状の骨が組み合わされた構造
で力を分散して支える丈夫な仕組みに成っています。そして、外側を硬い緻密質が取り巻く事で
強度と弾力性を保っています。さらに、緻密質の表面は、骨膜という薄い膜に覆われているのです。
骨の細胞もまた、他の細胞と同様に、血液によって酸素や栄養素の供給を受ける必要が有ります。
そのため、血管やリンパ管が骨の内部にも分布しています。緻密質には、骨単位と呼ばれる物が
幾つも存在して、その中心にハバース管という血管やリンパ管、神経等の通り道があり、更には骨
表面へつながるフォルクマン管という横方向への通り道も有って骨に酸素や栄養素等を送る事が
出来、そしてそれで骨の成長や硬さ・弾力性を保つ事が出来るのです。
骨を守る生活術
良質のタンパク質とカルシウムをしっかり摂りましょう
良質のタンパク質・カルシウムを十分に摂る事が、骨を維持する為には欠かせません。魚や、肉
等の動物性タンパク質と、大豆食品に代表される植物性タンパク質上手に組み合わせて摂るのが
良いでしょう。肉は脂肪やコレステロールが少ない赤身がおすすめですね。
<タンパク質を多く含む食品例>
まぐろ・カツオ・豚ヒレ肉・鶏胸肉・ささ身・タマゴ
豆腐・なっとう等
タパク質の合成、カルシウムの吸収を助ける食品を摂りましょう
ビタミンB6には、タンパク質の分解や合成を促進する働きがあります。また、ビタミンDにはカルシウム
の吸収を高める働きが、ビタミンKには骨のタンパク質を活性化し、骨の形成を促す作用が有るのです。
<ビタミンB6を多く含む食品例>
まぐろ・カツオ・赤ピーマン・キウイ・バナナ等
<ビタミンDを多く含む食品例>
鮭・キノコ類など
<ビタミンKを多く含む食品例>
納豆・ブロッコリー・小松菜・ほうれん草等
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